一時的な勝ち組と長期的な勝ち組の違い

       

高収入で幸福度も高い人ってなんなの？

リア充がSNSをやらないワケ

今回はリア充と非リアの違いについてお話しします。

どのようにしてこの差が生まれるのかについて。

ちなみにですが、リア充と言うのは友達・人間関係が充実してて収入も安定してて素敵な家庭を持ってて…可愛い彼女がいて、カッコイイ彼氏がいて…みたいにリアルが充実しているのことです。

インスタグラムを始めとするSNSで人生楽しんでるフリ、充実してるフリをしている人のことではなく、ガチで人生が充実している人のことです。

本当にリアルが充実している人はSNSで「ドヤ！」ってやって誰かに認めて貰う必要がないので、そう言う意味でSNSでリア充っぽい人を見掛けたら「あれ？」って思って間違いないです。

芸能人の場合はそれがビジネス（マーケティング）に繋がるので話は別ですが。

常にこうべを垂れている人々

高収入で人間関係も充実していて幸せなそうな人とそうじゃない人っていますよね。

いつもつまらなそうな顔してたり、いつも下向いて歩いたりスマホばかり弄ってる人とそうじゃない人。

今回はそう言う人たちを観察することで「何が違うのか？」を調べた研究になります。

他人に惜しみなく色々な物を与える人は幸福度が高い…と言う研究は多数ありご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今回はそれを証拠付きで研究したものです。

またこの論文は与える人（giver:ギバー）と他人から奪い取る人（taker:テイカー）の違いについても調べていますので併せてご紹介します。

もはや常識　幸福度の高い人の共通点

先程も申しましたように、今回の研究でも利己的な人より利他的な人の方が幸福度が高かったと言う結論を出しています。

これについては説明する必要のないぐらい科学の世界では常識になっていますね。

もっと具体的で生々しいデータ（エビデンス）も出ています。

それは利己的な人より利他的な人の方が…

• 人間関係も良好でトラブルがない
• 子供の数が多い
• 収入・貯蓄額が多い

と言うことが分かりました。

献身的で「他人のために何かしてあげよう」って思っている利他的な人の方が、「自分だけでも得したい！自分が損するのは許せない！」と思っている利己的な人より人間関係も収入も良くて遥かに幸せだったと。

神様はちゃんと見てるんですねｗ 確かに人に何かをしてあげたり親切にしたりすると自分も気持ちが良くなりますよね。

おばちゃんが飴やみかんを配りたがる理由もそれなのではないかとｗ

どれぐらい利他的になると高収入になれるのか？

極論を言いたがる残念な人のために

だからと言って、じゃあ際限なく全ての人に全てを与えてしまって本当に幸せになるのか？って言うともちろん違います。

どんな物事にも適切なポイントって言うのがあります。

なんでもそうですよね。身体に良い食材でも食べ過ぎれば毒になるのと同じです。

世の中には白か黒か？表か裏か？0か1か？のようないわゆる極論でしか物事を考えられない人が多いので注意が必要です。

取り敢えず極端なことを言って揚げ足取ることを楽しみとするだるい人のために一応説明しておきますｗ

今回使われたのはイギリス世帯縦断調査でおよそ4万世帯から抽出したデータセットです。

まず2009～2010年の間で参加者の行動を観察し利他的な行動を調査します。

例えばボランティア活動にどれぐらい参加しているか、他人のために普段どんな親切をしているか…のようなことを記録していくと。

そして2016年。

参加者の収入や子どもの数etcを調べたと。

結果どうなったかというと、やはり利他的な行動の多い人の方が年収も子供の数も多い傾向にありました。

お金があるのに結婚しない人は損をしている

その中でも特に利他性が高いグループは、子どもの数が圧倒的に多いことが分かりました。

最近、「稼いだお金は全て自分の物！」とか言って結婚しないケチな人（利己的）が増えましたが、実は利他的な方が収入も上がるし子供も多いし幸せだったんですね。

子供を産まない方が幸せって時代になったら人類は滅亡するはずですし。

それどころか2020年の時点で世界の人口は毎年6000万人増えてますからね。

2年間で1億2千万人…日本の人口分増えると。

この増加数は亡くなる人を差し引いた数字ですから、実際に生まれる人はそれよりも多いと言うことで…

1年間に死ぬ人の数はおよそ5500万人と言われてますから、それに6000万を足すと…

つまり毎年1億人以上の新しい命が誕生していると言うことになります。

やりすぎると収入が落ちる

話を戻します。

で、収入に関しては程々に利他性が高いグループの給料が最も多い傾向にありました。

「程々に」ですよ。

利己的で他人からものを奪ってる人の方が大金を稼いでそうなイメージですが、実際には違ったと。クレクレ君はやっぱダメだと。

家庭を充実させるためには徹底的に利他的になるのがいいと。

しかし経済面とのバランスを考えるなら「程々な利他的」がいいと言うことです。

冒頭の極論でもお話ししましたが、余りにも利他的過ぎると収入が落ちてしまうんです。

それでも利己的な人よりは上なんですが。

ここで「程々な利他的」の「程々」ってどれぐらい？って疑問が出てくると思いますが、これは自己犠牲にならない程度です。

負担に感じて「ちょっとしんどいかな…」って思わないレベル。

親切って言うのは大きければいいってものではありません。

小さくていいんです。1日5分とか100円のドリンクとかそう言うレベルで十分なんです。

そのような小さな親切、小さなボランティア活動のように自分を犠牲にしない利他的な行動を日々行っていると収入が上がり人間関係のバランスも良くなると言うことです。

「子供がめちゃくちゃ欲しい！大家族に憧れる！」

って場合は徹底的な利他的になればいいのですがお勧めはしません。

質の良い教育を受けさせるためにもある程度の経済力はキープしておかなければなりませんし、子供の将来を考えるのであれば。

優遇されないとキレる人々には近付くな！

利他的な人はクレクレ君に食い殺されるので注意

利他的な人でも注意しなければならない相手がいます。

それは「テイカー」です。

生粋のテイカーは相手から何かを受け取っても感謝しません。「ありがとう」もありません。

そしてそう言う相手に何かを与えてしまうと「もっとよこせ」となります。

「なんでくれないんだよ？」みたいに逆恨みされることも。

ギバーである利己的な人がこのようなテイカーに食い殺されることはよくあることです。

ギバーは基本的に断るのが苦手です。

「断ったら悪い。断ったら何かされるのではないか？」

のように考えてしまう人もいます。

優し過ぎるんですね。

テイカーはその優しさに付け込んで奪いに来ます。

そうならないためにも相手がテイカーかどうかを早期に見極め、ヤバそうだったら早々に縁を切ることです。

付き合いが長くなればなるほど縁を切るのが難しくなりますので。

利己的な人は長く稼ぐことが出来ない

利己的な人は稼げたとしても長続きしません。

何かの切っ掛けで炎上したりして瞬間的に稼げることはあるかも知れませんが、それだけです。

継続的に稼ぐためには土台がしっかりしていなければ無理ですし、そのためには利他的でなければなりません。

それにもし本当に長期的に稼いでいるのであれば余裕が出て来て「人のために何かしたい」って思い始める筈なんです。

そうなると強いです。利他的になって更にもっと稼げるようになりますから。

でもお金を稼いでも一向に利他的にならない、いわゆる「わがままなお金持ち」はすぐに消えます。

いますよね？

一時的に何億も稼いでテレビにまで出てチヤホヤされたのにそれっきり…って人。アレです。

自分が儲けることしか考えてないからそうなっちゃうんです。

利他的になると人間関係も充実しますので、お金だけじゃなく人間関係でお悩みの方にもお勧めの方法です。

最低限の労力で良好な人間関係を保つ

みなさん人間関係って面倒くさいって思います？私は思います。

そんな人にお勧めなのが先ほど言ったような「5分で出来る小さな親切」です。

場合によっては1分も掛かりません。

駅とか街とかスーパーとかで困ってるおばあさんとかに声を掛けてあげるとかそれだけでいいんです。

それすらも面倒なら、ご近所さんにこちらから気持ちよく挨拶するとかでもいいんです。

ちなみに民度の低い地域であればあるほど挨拶が返ってきません。

その場合はお引越しされることをお勧めします。

そこそこのお金持ちが住む住宅街だと知らない人にも挨拶したりしますよ。

貧しい地域になると「（子供に）挨拶しましょう」って言ってる親が挨拶してなかったりします。

またお金に関してですが、お金を稼いでる人がお金をたくさん持ってるかというとそうではありません。

たくさん稼いでも損したり借金したりする人もいれば、収入が少ないのに何故かお金でたくさん持っていたりいつも得してる人っていうのが実際いる訳です。