2024年11月のお知らせ
『同じチャートパターンでも優位性の強度が全く違う!強さの測定方法と考え方/ちゃんと理解してますか?意外と奥が深いダウ理論とトレンド転換』を配信しましたのでご確認お願いします。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
1つの手法を極める重要性/脳とバイアスの関係の続きです。
Contents
FXで稼ぐのってこんな簡単でいいの?
1環境1セットの考え
それではいつものようにドル円の1時間足から。
上のゾーンにも反応して三角持ち合いっぽくなったな。
直近3日分の15分足です。
赤い枠は何です?
ドテンショートして持ち上げられたところ。
更に拡大してみようか。
水曜日にドテンロングして、更に赤枠でドテンしたんですね。
直近の環境に従って愚直に逆張り。
で、最後はロスカットで終わる…前回までの記事と繋がるわ。
白枠でチキン損切りしたのでレンジで得た利益をそれ程吐き出さずに済んだと。
レンジ開始から終了までを1セットとすると、トータルプラスで終わったってことだな。
で、木曜日はお休み(ノートレ)。
稼げないと不安になるのに簡単に稼げるとまた不安になる忙しい大衆
金曜日は前日高値を抜けた直後に行って来いで更に直近安値を…
典型的なトレンド転換ね。
それが起きた場所もドンピシャリ。
ってことで戻り売りか。なんだか出来過ぎだな。
トレードってこんな簡単で大丈夫なんです?
分かるわ。簡単過ぎると不安になる気持ち。
複雑な手法やインジケーターをありがたがるのが大衆。
どこか謎めいていて理解出来ないものって凄そうに感じるのよね。
そのうちみんな新型コロナにも慣れますよ
初期の新型コロナウイルスやテロのように身近にないもの、理解出来ないものって過大評価されるんです。
逆に死亡率・致死率が高くても原因が明確で身近にある病気や事故は過小評価される。
想像のし易さ、認知のし易さ…認知可能性ね。
そう。投資にも言える事だけど、人はありふれたリスクを過小評価し、経験したこともないレアなリスクを過大評価する。
よく知ってるものに対しては大胆になれるけど、知らないものに対しては必要以上に恐怖を感じるってことだな。
で、その恐怖の大きさはリスクがどれほど鮮明でコントロール可能か、あるいは壊滅的に見えるかで決まる。
そしてその恐怖と認知可能性の組み合わせが人の知覚を歪める。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
大衆が恐怖を感じるメカニズム
制御可能だから怖くない
ところでタバコと拳銃ってどっちが怖い?
そりゃ拳銃だろ。
即答したわね。
拳銃で撃たれたら高い確率で死にますし。
タバコを吸うか吸わないかは自分で決められるから怖くない…ってのもあるわ。
ヤバイと思ったらやめりゃいいだけだしな。
つまりタバコの害は自分でコントロール可能ってことだね。
でも拳銃で撃たれそうになったら…どうしていいか分からないわ。
食品添加物を恐れながら酒を飲んでタバコを吸ってオーガニックにこだわるメチャクチャな大衆
拳銃で撃たれたときの悲惨さはテレビや映画でよく観て知ってるし(鮮明で壊滅的)。
でもタバコで死ぬって実際にはよく分からないよな。肺ガンになるのは知ってるけど。
吸った直後に急死する訳じゃないしね。
タバコを吸うと肺が爆発するぞ!
ってなら分かり易いけど、ジワジワ身体を蝕んでいくから関連性を証明しづらい。
その死因を疑う人までいるわ。
拳銃で頭を撃ち抜かれてその死因を疑う人は確かに居ないですね。
ちなみに喫煙による死者数は拳銃によるそれより圧倒的に多いです。
でも警戒されるのは拳銃。
大衆がリスクを過小評価する分かり易い例ね。
喘息より怖い竜巻
一般的なアメリカ人は喘息よりハリケーンで死ぬ確率の方が高いと考えています。
竜巻による死者数は喘息のそれに遠く及ばないにも関わらず。
竜巻で死ぬことの方が鮮明で壊滅的だからそう感じるのね。
過熱報道されるのも原因じゃないかしら。
珍しいことだから報道される。逆に喘息で亡くなるのは身近過ぎてニュースにならない。
だからハリケーンより怖くない…あべこべだな。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
宝くじに当たるより交通事故で死ぬ確率の方が圧倒的に高い
死亡率と恐怖指数は比例関係にない
飛行機の墜落事故やテロに巻き込まれて死亡する確率もゼロではないが統計的に無視できるぐらい低い。
例えば2003年のアメリカでは商業旅客機による死者が24人だったのに対し、自動車事故による死者は42,643人。
1,777倍…
計算はやっ!
でも移動距離や利用者数が違うから単純に比較するのはフェアじゃない気が…
そうね。ちなみに移動距離や利用者数を調整して比較すると、自動車事故の死亡率は飛行機の65倍。
大分減りましたね。
1,777に比べればそうだけど、それでも65倍よ。
飛行機は訓練された人が操作するけど、自動車は筆記だけで公道走れちゃうのよね。アメリカの場合。
助手席に免許持ってる人がいればね。
人命より経済優先させるアメリカやべぇ…
その経済で助かってる人命もたくさんあるけどね。
怖いかどうかは乗り慣れてるかどうかでしかない
ちなみにアメリカの飛行機墜落事故で死ぬ確率は『1/6,000,000』です。
なんですって?
600万分の1だそうよ。
宝くじの当選確率みたいな数字だな…
- サマージャンボ1等 1,000万分の1
- サマージャンボ1等前後賞 500万分の1
要するに自動車を運転する時は…
- スマホ見ながら
- 電話しながら
- タバコ咥えながら
- ほよろいで…
って舐めたことするのに飛行機を怖がるのは非合理的な人ってことね。
アメリカ同時多発テロに学ぶ大衆心理
実際アメリカ同時多発テロ(9・11)からしばらくの間、飛行機を控えて自動車で移動する人が増えたらしいわ。
で、その年は自動車事故による死者数が例年より1,500人増えたらしいわ。
なんだかなぁ…
歴史にタラレバは禁物だけど、飛行機を過剰に恐れなければ1,500人の命が助かってたかも知れないのね…
でもそういう人の行動を変えるのは容易じゃないわ。本能だし。
そうだね。でも社会や経済がそんな非合理的な人間で回ってるんだってことを知っとくだけでも大分違うよ。
それが私たちに出来る事ね。
そしてそれを知ってるかどうかがそのまま格差になると。
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FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法