青麻神社(青麻岩戸三光宮)総本社ひとり旅



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大多喜城ひとり旅

の続き。

これは2024年4月8日の旅です

東京駅


新幹線乗りました。


みんな一緒!


10:10am
仙台に到着


駅の東口


ここでレンタカーに乗り換えます。


青麻神社に到着


全国にある青麻神社の総本社。


元禄十一年(1698)の山火事で御由緒について書かれた記録が燃えてしまったので詳細不明だが、社伝によれば第五十五代文徳(もんとく)天皇の御世仁寿二年(852)に現在の社家(しゃけ:代々特定神社の奉祀を世襲してきた家)の遠い祖先である穂積保昌が山城国(現京都府)よりこの地に来て、里人に麻の栽培を教え、穂積一族が尊崇していた日月星(じつげつせい)の三光神(天照大御神・月読神・天之御中主神)を岩窟中に奉祀したのが始まりとされています。

天和(てんな)二年(1682)に常陸坊海尊(別名清悦仙人:生没不詳だが源義経の家来であったことから12世紀の人物と思われる)が下野国(栃木県)出流山大日窟からこの地に勧請されます。

常陸坊海尊が勧請されたことで中風病の予防、穂積一族が水運に携わっていたことから海上安全…等の特殊信仰があり「三度詣でれば生涯中風の難より逃れる」と伝えられています。中風とは突然倒れたり不随になったりすること、又はそれによる後遺症。

古くは青麻岩戸三光宮、青麻権現社、嵯峨神社などとも称し、中世から近世の古図や文献にも記載が見られます。

安永五年(1776)、現在の社家の祖である鈴木儀衛門が神祇伯(じんぎはく)である白川伯王家から神主の許状と對馬(つしま)の称号を賜ります。神祇伯とは神祇官(じんぎかん)の長官で、神祇官とは朝廷の祭祀を司る官庁のこと。花山源氏の嫡流である白川家がその役職を代々執り行っていたと。ちなみに花山家は1959年に断絶しています。

その子である三十二代神主鈴木対馬保義に至っては、青麻神社の奉斎と社地の整備、神徳の普及、講中の組織化と拡充を進め、神社付近の山地に四十万本余りの植樹造林事業を起こして国費を助け、その功労は寛政十三年(1801)、文化五年(1808)の二度に渡り仙台藩から褒賞を受けています。

延享(えんきょう)三年(1746)の伊達宗村(むねむら)公を始め、宝暦八年(1758)の重村公、文政元年(1818)の斉村(なりむら)公、慶応三年(1867)慶邦(よしくに)公等の藩主による御崇敬と御参詣もありました。

享和年間に社殿を再興、明治八年五月郷社(府県社の下、村社の上)に列格。大正五年(1916)より大正天皇御大典記念事業として社殿の大増改築を行い、神域荘厳を加えます。

昭和四十三年(1968)不慮の火災に遭い、社殿・随神門・神楽殿を失うも、同四十五年に現社殿等を完成する。

昭和五十八年(1983)四月二十七日、泉市(現仙台市泉区)山林より出火の山林火災は折からの強風に煽られ三千三百ヘクタールの山林を焼失する未曾有の災害にも神威の御加護により社殿及び神楽殿は類焼をまぬがれます。現社務所は昭和五十九年(1984)四月、現隨神門は平成十二年(2000)九月の再建。

昭和四十二年(1967)、県の明治百年記念事業として付近の丘陵地一帯が「宮城県民の森」に指定整備され、大都市近郊にありながら人々の憩いの森として保護育成されるに至るは、真に御神縁の発露と畏(かしこ)むものであります。

史跡青麻宮


お地蔵さん


元茶屋の清水
『昔、青麻神社参詣者のための茶店で引いていた清水を復旧した物です。』と書かれています。地元民と思しき方々がここで水を汲んでました。


11:44am
それでは参詣します。それにしてもいい天気!


表参道は南東を向いています。っていうか、狛犬ちっさ!


御由緒の案内板


2000年9月に再建された隨神門ですね。


拝殿です。こっちの狛犬ちゃんは通常サイズです。左側にポリタンクありますが、ここで水を汲んで帰る人もいました。


社紋は麻を表しています。


レンズを替えて…






左は田力雄命社(たぢからおのみことのやしろ)。古事記では天手力男神、日本書紀では天手力雄神と表記される、バカぢから(失礼)の持ち主。右は七福神が並んでいます。


右の小さい祠は御井(みい)神社。左は山神社を横から見たところ。


ぐるっと回って山神社へ。


山神社の本殿は更に大きな屋根で守られています。


隨神門を別の角度から。


神楽殿


中を覗いてみました。御由緒に登場した神祇伯白川家の文字が見えます。上中央に天狗のお面があります。


拝殿と隨神門
超広角レンズ(14mm)ならではのアングル


おみくじ


鏡ヶ池


隨神門の中。若いです。弓と矢を持っています。


口は閉じています。


年寄りです。こちらも弓と矢を持っています。


口は開いています。背負っている矢の数はどちらも5本ですが背負い方が違います。


向かって右側が左大臣で櫛磐間戸命、反対が豊磐間戸命。これらの神様が実は同一人物という説も。また、どちらかが弓矢ではなく剣を持っているバージョンもありますね。

名所案内ありますが距離が分かりません…


奥へ進んでみたら神社の裏山に出ました。


取り敢えず写真とっとこ


裏側から神社方面へ下りドブ川に出ました。民家ですが神社と屋根が繋がっているので神主さんの家かな?


あの茶色い鉄板の上に自動車を停めてお祓いするみたいです。


拝殿の横にある通路みたいなところ(昇殿廊)に入りました。


狛犬ちゃんと。ほこりちゃんの隣にいるのは新人のスミランパサラン。


悩殺…じゃなく納札所


境内の左側(南西)に小径があり、行ってみると休憩所(?)が…お尻痛くなりそう。


スズラン。クマンバチ(クマバチ)って可愛いですよね。


椿




滝ノ沢・三光の滝
駐車場に遊歩道への入口あります。三光とはご由緒にあった3柱の神様(日月星)のことですね。


このような橋をいくつか渡ります。


麻衣の滝
マイではなく「あさぎぬ」です。


その横に小さな祠「瀧之宮」


羽衣の滝


竜門の滝…どれ?


伝 海尊塚
ここで常陸坊海尊が何をしたのか??まさかお墓って事は無いでしょうし。


そろそろ引き返そうかな…


麻の手ぬぐいを買いました。






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