リーキーアテンションとFX



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普通の会社で上手く行かない人には才能がある

集中力の無い人に朗報

今回の記事は起業についてです。

このブログをご覧頂いてる方から、たま~にですが「起業」についてご相談を受けることがあります。

と言うことで今回はあなたが起業に向いているかどうか?について書いてみたいと思います。

俺って注意力散漫で集中力無いんだよな~…

ってお悩みの方に朗報!

みなさんは【リーキーアテンション】という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

直訳すると「注意漏れ」ですね。

ザックリ説明すると例えば…

目の前のことに半分は集中してるけど残り半分は違うことを考えてる…
みたいな状態のことです。みなさんは

「集中したいのに違うこと考えちゃう」
「気が付くと別の事考えてる」

って経験ありませんか?

例えば映画を観てるときそれとは関係ないストーリーが浮かんで来たり、他人と話してるとき全然関係ないことを思い出してそれが気になって会話が頭に入ってこなくなったり…

「ねぇ、聞いてる?」

って言われたりw

注意が完全に切り替わってる訳ではないんだけどなんか別の事考えてる…って状態。


リーキーアテンションとは

映画を観てるとき突然スマホを弄りだす…とかではなく、目と意識は一応映画に向いてるんだけど違うことを考えてたり、本を読みながらそれとは別のストーリーが頭の中で展開されてたり…

こう言った現象のことを【リーキーアテンション】と呼びます。

目の前のことに半分集中してるんだけど半分違うところに意識が漏れ出てしまう。

何度も言いますが、ただ単純に集中力が無いのとは違います。

Netflix観てたのに気が付いたらYouTube観てたとかは、ただ集中力が無いだけです。

そうではなく脳の一部が違うところに持っていかれてぼんやりしてしまう現象です。

「完全には集中できてないなぁ」
「他のこと考えちゃうなぁ」
「一応目の前のことはやってるんだけど」

と言う現象を【リーキーアテンション】と定義しており、今回の研究ではこれが起きやすい人について色々調べています。

こう言う人が一般的な仕事をしようとか普通に勉強しようとすると、やはりどうしてもこの【リーキーアテンション】が起きない人には負けてしまいます

そりゃそうですよね。

同じ時間勉強したとしたら集中力ある人の方が有利ですから。

ですが今回の実験ではこの【リーキーアテンション】が起きやすい人には凄い才能があるということが分かったんです。


注意力の実験で分かったこと

まず初めに「とある文字」を見て貰います。

例えば小さな S がたくさん並んで大きな T になっている文字。

分かりますかね?

遠くから見ると「T」と言う文字なんだけど、近付いてよ~く見ると小さなSの集合になっているアレです。

そこで被験者に「S(小さな文字)に注目してください」とか「T(大きな文字)に注目してください」のような指示を出して注意を切り替えて貰う実験を行いました。

もっと身近な物だと赤い文字で「緑」、青い文字で「黄色」って書いてあるような文字列に対し「文字を読んでください」って言った後に「じゃあ今度は色を言ってください」ってやる脳トレみたいなものです。

こう言った感じの実験を繰り返し、「注意を切り替えるのがどれぐらい上手いか?」を調べましたと。

で、今回の実験でまず分かったのが注意力がある人は注意力のコントロール(切り替え)も上手いってこと。

逆に【リーキーアテンション】を起こしやす人は「大きい図形に注目してください」って言われても小さい方が気になったりして注意力の切り替えが上手く行きませんでした。
この実験には続きがあるので注意力が足りないとお悩みの方も諦めず最後まで読んでください!

リーキーアテンションは才能

こう言う話をすると

「なんだ。やっぱり集中力の無いヤツは注意力のコントロールも下手なんじゃないか。だから自分は上手く行かないんだ」

って悲観的になる人が出てくると思いますが、実はこの特性を持った人達に「とある才能」が見つかっています。

他の記事をお読みの方なら既にお察しかと思いますが、このリーキーアテンションを起こし易い人と言うのはクリエイティビティが非常に高かったんです。

いつもそうですが、ネガティブだと思われている性格や特性には必ずと言っていいほどポジティブな側面があります。

そう言うDNAが残っているのにはちゃんと理由があるんですね。

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集中力のないあなたは天才かも

歴史に名を遺す天才は集中力がなかった

話を戻しますと、そう言う人は一般的な仕事…例えば単純作業とかルーティンワークのような集中力を要することは苦手だけどアイデアマンなので新しい発見をしたり普通の人では思い付かないようなことを言ったりする傾向にあります。

集中力のある人は既存の会社では上手くやっていけるけど新しい発想・発見、斬新なアイデアが思いつきにくい。

リーキーアテンションな人は与えられた仕事をこなすのは下手だがその間に新しい気付きや発見をする可能性が高い。

だからベンチャーや起業が向いてるってこと。

スティーブ・ジョブズ、イーロン・マスク、ジェフ・ベゾスのような成功者はまさにこのリーキーアテンションだと言われています。

大学に入った翌日に退学して新しい事業を始めたり、ベンチャー企業を転々としたり、突然会社を辞めて起業したり…って人ばかりですw


会社が退屈な人はFXに向いてる?

私もどちらかと言うと一般企業に勤めるのは得意じゃないと思っていたのでフリーランスになったり小さく起業したりしていました。

そして現在FXで成績を残せているのもこの【リーキーアテンション】のお陰かも知れません。

トレード自体はルーチンワークそのものですが、手法や戦略・戦術を考えたりするのが得意(?)。

なので、

「会社で上手く行かない…」

って人に起業よりも簡単で手軽に始められるFXをお勧めしているのです。

勝ち続けるのはそれなりに大変ですが、チャレンジする価値はあるかと。

単純作業の多かった時代は生き辛かったかも知れませんが、既にクリエイティビティ・オリジナリティが多く求められる時代になっています。

産業革命以降、単純作業はどんどん機械化されコンピュータで制御され、ついには人工知能まで台頭して来ました。

だからリーキーアテンションの人が悲観的になるのはおかしくて、むしろその集中力の無さを喜ぶべきなのです。

「おぉ、俺ってクリエイティブな仕事が向いてるんだ」

と。

ジョブズのように新しい製品を作ったり時代を変えるような会社を作る、つまり起業の才能があるのですから。


疑似的にリーキーアテンションになってアイデアを出すには

では逆にリーキーアテンションじゃない人がアイデアを出すにはどうすればいいか?

これは簡単で疑似的なリーキーアテンション状態になればいいんです。

思い出して欲しいのですが、リーキーアテンションって言うのは他のことに注意が行ってしまう状態のことですよね?

つまり集中力のある人でも集中が難しいような環境を用意すればいいんです。

例えば音楽を聴きながら何かをするとかカフェで仕事をするとか、とにかく周囲に色々な刺激があるような環境に自分を置いて気を散り易くするのです。

そうすると普段では思い付かないようなアイデアが浮かんだり、今まで悩んでいたことが意外とアッサリ解決してしまったりすることがあります。

マジメそうなサラリーマンがスターバックスとかのカフェにパソコン持ち込んで仕事してる光景って良く目にしますよね?

混雑している時長時間居座るのはモラル的にアウトですが、そう言う人はカフェだとアイデアが出易いってことを経験的に知っているのかも知れません。

客先に行く前の時間潰しの可能性の方が高いでしょうけどw


アイデアは出した後が重要

そうして出たアイデアも、形にするときは注意が必要です。

アイデアを形にするときはそれだけに集中できる環境で行わなければなりません。

アイデアを出すときはリーキーアテンションに、それを形にするときはリーキーアテンションが起こらないようにしてあげる必要があります。 だからリーキーアテンションは

「アイデアは思い付くんだけどナカナカそれが形にならないんだよな~」

って人が多いのです。

そう言う人は何とか頑張って集中するか、集中力の高い仲間と協力してビジネスをすると上手く行くでしょう。

更にアイデアと言うのは磨き上げなければ育ちません。

カフェとかで「パッ!」と思い付いたことだけで全てが完結し、それをそのまま形に出来るってことはまず起こりません。

著名な小説家もそうですが、「思い付いたことをどうやったら形に出来るかな?」「もっといいアイデアにするにはどうすればいいかな?」のように当初のアイデアを磨き上げていくことを常にしています。

この磨き上げる技術も併せて身に着けると最強です。




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