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遺伝子に刻み込まれている習性

投資やトレードを神経経済学と関連付けて考える投資脳シリーズでもお話ししていますが、人間は他の動物と同じで不確実性を嫌います。


不確実な1万円より確実な5千円を好みます。


野生動物の場合、エサの収穫が不確実だと命に関わりますので、餌場を探すときは量より可能性の高さを重視します。

エサの量が少なくてもゼロでなければ取り敢えず命は繋がりますから、そうすれば次のエサを探すチャンスも得られますよね。

逆に確実性より量を求める動物は生き残る確率が低くなり、そうすると子孫を増やし繁栄させることも出来ませんので淘汰されていったと。

つまり現在生き残っている我々人間を含む動物は、不確実性を嫌うようDNAに刻み込まれているんですね。

だから不確実な1万円より確実な5千円を好むと。

しかし条件によっては必ずしもそうじゃない場合があるんですね。ここが人間心理の面白いところで…

プロスペクト理論


ケース1
A:100万円が無条件で手に入る。
B:コインを投げ、表なら200万円、裏なら0円手に入る。
どちらを選びますか?

ケース2
あなたは200万円の借金を抱えている。
A:無条件で借金が100万円に減額される。
B:コインを投げ、表なら全額免除、裏ならそのまま。
どちらを選びますか?

はい、ご存知の方も多いかと思いますが、こちらはファスト&スローで有名なダニエル・カーネマン教授のプロスペクト理論でおなじみの実証実験です。

ケース1のAとB、ケース2のAとB…いずれも期待値は100万円です。Aは確実に100万円得する。Bは50%の確率で200万円なので期待値は100万円。

まずケース1ですが、どちらも期待値は100万円であるにも拘らず多くの被験者はAを選んだ。つまり50%の確率で何も手に入らないというリスクを回避したと。

逆にケース2ではBを選んだ被験者が多く、Aの確実に100万円払うという損失を回避するためリスクを取ったと。

ケース1でリスク回避のAを選んだ被験者も、その殆どがケース2ではリスク選好のBを選んでいます。

このようにエサを求めるとき、つまり何か報酬を得ようとする時には不確実性を嫌うようDNAに刻み込まれているのですが、損失を抱えているときにはその本能が発揮されず、先延ばしや現実逃避の心理が働き不確実性を選ぶようになっていると。

しかしこのご都合主義なDNAが投資やトレードの世界では邪魔になってきます。

自己啓発セミナー?

例えばスポーツの世界で「本当にこの練習を続けていれば上手くなるのかなぁ?次の試合で勝てるのかなぁ?」とか、ビジネスの世界で「本当にこのやり方で合ってるのかなぁ…」のようにウジウジと悩んでばかりで前に進めない人っていますよね。結果が保証されていないと身動き取れない人。


みなさん想像してみて欲しいんですが、そのような行動をケチる人がスポーツやビジネスの世界で成功できると思いますでしょうか?

なんでもいいからさっさとやってみて、ダメだったらその時考えればいいじゃんって思いません?私はこのタイプなんですが、みなさんは如何でしょう?

あれこれと悩んでいたが、実際やってみたら悩む必要なんてなかった…あんなに悩んでいたのがバカみたいだった…って経験ありません?

なんだか自己啓発セミナーみたいに説教臭くなってきましたが、裁量トレードだろうが自動売買だろうが結局はその他のビジネスと同じでリスクを取ってナンボです。

結果が保証されてるビジネスが存在しないのと同じで、結果が保証されてるEAもありません。

政治家と癒着して儲かることが分かっているビジネスなら話は別ですが、残念ながら政治家と癒着しているEAは存在しません。

行動による理解の深まり方パネェ

じゃあどうすればいいのか?まず行動してください。


裁量トレードなら、少額でもいいから取り敢えずリアルトレードをやってみる。そのためには証券会社の口座を開設したり入金したり様々な経験を積みましたよね。

レバレッジとか証拠金、スプレッド、スワップ、スリッページ、指値、逆指値、約定、損切り、決済、含み損、含み益などなど…行動する前には知らなかった知識やノウハウが増えましたよね。

みなさん家電を買ったら説明書を隅々まで読みますか?取り敢えず電源を入れて使いながらその製品について理解しようとしません?

分からないときだけ説明書を読んだりネットで調べたりしてません?

そして経験を積んで知識が増えて初めて…

「あ~、あっちの製品の方が良かった…」

ってなる訳ですが、それはみなさんが行動をして製品に関する知識やノウハウが増え、レベルが上がったから気付けた訳で、それを事前に知ることは無理だったはずです。

行動するのが早ければ早い程それに気付けるのも早い。だからウジウジしている人を見ると、「さっさと行動すればいいのに」って私は思います。

成功者の共通点

自動売買も同じです。取り敢えず何か動かしてみてください。

どのような基準でEAを選べばいいのか?のノウハウはこれまでの講義で話してきましたので、既にみなさんはEAについて最低限の知識は持っているのです。


それどころか過剰最適化など、一般のトレーダーも知らないようなことまで知っています。

ここから先は経験するしかないというレベルにあると思います。

話変わりますが、ITビジネスアナリストの深田萌絵さんという方がいます。

書籍を出版したりYouTubeをやったりしているのでご存知の方もいると思いますが、主要メディアの検閲や偏向が余りにも酷いので…

「自分で番組を立ち上げます!」

と言って、今年(2024)政経プラットフォームという番組を立ち上げた訳ですが、その時の行動力とスピードが凄かったことを覚えています。

特に印象に残っているのが、東京駅前のスタジオを借りたときの話です。

どれだけ高額な家賃が掛かるのか想像も付きませんが、「どんな番組にするか具体的なことはこれから考える」のようなことを仰っていました。

分かりますでしょうか?考えるよりも行動が先に行っているのです。行動してから考える。行動しながら考える。失敗したらそこから学べばいい。

ブルース・リーの名言「考えるな、感じろ」に通じるものがあります。

これが成功者の共通点です。

失敗しない人は成功もしない

失敗を失敗と考えていないのです。会社を立ち上げて廃業にしたとしても、それは失敗じゃないのです。


試してみてダメだったことを確かめた。でも分かったこともあった。じゃあ次はこうしよう。

このように、倒産も廃業も失業も単なるプロセスでしかない。

日本人は特に失敗を恐れる民族です。相手のミスに対しても不寛容。

自動車を運転していて、ちょっと間違えただけで煽ったりクラクション鳴らしたりエンジン吹かしたりなどの当て付けや意地悪をしてくるのは概ね日本人ですよね。兎に角器が小さい。

そういう社会に属しているから行動できない。会社を立ち上げるときも一発で成功させようとする。

起業する人の割合が欧米に比べて少ないのも、失敗に対する考え方の違いがそのまま表面化しているに過ぎません。

だからFXやビジネスで成功するためには異端になる必要があるんです。

多数派が失敗する投資やトレードの世界では「みんなやってる」が口癖になっているような、大衆迎合しているような人に投資やトレードは向いていません。養分になるだけです。

ますます自己啓発セミナーになってしまいましたが、投資やトレード、自動売買で成功したければ、失敗を楽しむぐらいの気持ちで行動しましょう!というお話でした。

私の開発したEAのコンセプトと運用ポリシー






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