2024年11月のお知らせ
『同じチャートパターンでも優位性の強度が全く違う!強さの測定方法と考え方/ちゃんと理解してますか?意外と奥が深いダウ理論とトレンド転換』を配信しましたのでご確認お願いします。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
Contents
お金はいくらまで稼ぐのが適切?
お金を稼ぐ理由
お金って大事ですよね。そこで改めて考えてみて欲しいんですが、「お金を稼ぐ理由」って何ですか?
生活のため、好きな物を買うため、旅行するため、自由のため…色々あると思います。
では質問を変えて…「お金ってどれぐらい必要ですか?」
多ければ多いほどいいですか?
物事には限度がある
話を変えます。みなさんトイレットペーパーって必要ですよね。
江戸時代にはありませんでしたが、現在の日本人にとっては生活必需品の1つ。
では「トイレットペーパーってどれぐらい必要ですか?」。
どれぐらいストックがあれば安心ですか?
多ければ多いほどいいですか?
例えば何かの懸賞で「100年分のトイレットペーパーを差し上げます」と言うのがあったら応募します?
実際送られてきたら邪魔じゃないですか?
足るを知る
つまり物事には適度な数字と言うのがあります。どんなに美味しい食べ物でもあり過ぎたらお腹一杯になっちゃうし太るし飽きちゃいますよね。
お酒もそう。
少量の美味しいお酒をじっくり楽しむのは健康にもメンタルにも良いですが、そんなお酒でも一気に10リットルとか摂取したら身体壊しますよね。
このように全ての物には最適値があるだろうと言う前提の元、「ってことは、お金にもそれ(最適値)があるのでは?」と言うのを研究した人がいます。
私たちはどう言う訳かお金に関してはそれを無限に求めようとしてしまいます。
それを疑問に思った研究者たちが「本当にそれでいいのか?」ってことを調べましたと。
収入アップだけで幸せになる
結論から言うと普通の幸せを求めるのであれば年収700万円が一番いいラインであることが分かりました。人生の意味を追求したり、何かを極めたいとか新しいことをしてみたい…と言う、ちょっと高尚な感じの人生を送りたい場合は年収1000万円ぐらいがベスト。
単純に年収だけをそれ以上上げても幸福度が上がらないどころか逆に下がるのではないか?と言うデータまで出ました。
※年収1000万円を超えている方は超えている方向けのやり方があるのでそれも話して行こうと思います。
幸福度調査1.0
実は年収700万円を超えると幸福度が頭打ちになると言うのは30年ぐらい前の研究でも出ています。その時の結論は、「買い物をして得られる幸福には限界がある」。
必要以上に物を買ってもそれによる幸福度の上昇率はすぐ逓減してしまうと。
なので幸福になるため大事なのはそこ(物やお金)じゃないのでは?
お金って年収700万円あれば十分なんじゃないの?
って言う話。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
幸福度調査2.0
ビッグデータ
そして今回。新しい研究はとにかく規模が凄いです。何故ならギャラップ調査(旧アメリカ世論研究所)だから。
164カ国から集めた約170万人のデータを使った研究です。
やり方は対象者全員に「人生どれぐらい満足してますか?」「今幸せですか?」と言うことをヒアリング。
それにより幸福度を計り、対象者の年収と比較したと。
国によってそもそもの物価・貨幣価値・購買力etcが違うのでその辺もちゃんと調整し最終的な結論を出しています。
研究結果
新しい研究の結論。年収1000万円が人生の満足度を上げる上限と言う結果になりました。
まず、人間の感情的な幸福が年収700~800万円ぐらいで上限に達します。
これは過去の研究結果とほぼ同じですね。
そして人生に対する評価…例えば死ぬ間際に過去を振り返り「あぁ…良い人生だった」ってなるためには年収1000万円ぐらいが丁度いいと。
普通の幸せなら年収700~800万円程度が丁度良く、「我が人生に一片の悔いなし!」ってやりたければ1000万円必要ってことです。
幸福度には2段階ある
「人生の評価」とか「感情的な幸福」って何?についてもう少し説明します。「感情的な幸福」とは毎日感じる感情の動きのことです。
「幸せだな~」「悲しいなぁ…」「楽しい!」のような日常で味わう感情の動き。
感情の動きが平坦になったりネガティブになり過ぎたりしたら幸せって感じなくなりますよね。
この「ポジティブな感情がマックスになるのはどれぐらい?」って言うのが700万円前後だったと言うことです。
幸せを感じる閾値
お金がないときってちょっと美味しいもの食べるだけで贅沢な気分を味わえたり幸せな気分になれると思います。しかしお金に余裕があると、ちょっとやそっとの贅沢では幸せを感じなくなる。
それどころか「ちょっと美味しい物を食べる」なんていつでも出来るから贅沢だとすら思わなくなると。
つまり「幸せを感じるハードルが上がちゃう」んですね。
だからもっと派手な事したりもっと贅沢したり非日常的で刺激的なことをしないと満たされなくなる。
今ちょっと可哀想な感じしましたよね?
だから日常のポジティブな感情による幸福って言うのは700万円前後が一番感じやすいって事になるんです。
1ミリの後悔も無く死ぬために
「人生の評価」って言うのは自分の人生を客観的に評価したときどう思うかです。客観的とは言え、評価するのは自分自身ですが具体的には…
「自分は上手く生きてるな~」
「俺ってカッコいい生き方してるわ~」
「大きな目標を目指してる私って凄いな~」
「他人よりいい人生を送ってるかも」
のように思えるかどうかって事です。
こんな感じで人生を振り返って貰った時、評価が最も高いのは1000万円ぐらいの人だったと言うことです。
感情的に日々楽しく生きたいなら年収700~800万円を目指しましょう。
意味のある人生を過ごしたいなら年収1000万円を目指しましょう。
と言うことです。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
年収1000万円を超えると性格が変わるワケ
幸福度にブレーキ
次は年収が1000万円を超えるとどうなるのか?について。結論から言うと幸福度は下がります。
幸福度の上限である1000万円を超えると逆に「人生の評価」も「感情に対する幸福度」も下がります。
この理由について説明します。
ヒトは衣食住などの生活レベルが満たされるまでは収入に比例して生活レベルをどんどん上げることが出来るので幸福度もそれに牽引され上がって行きます。
元々の年収が700万円未満の人たちのことです。
新しい欲求
年収が700万円を超え、それらが満たされ、衣食住の不自由が無くなってくると別の欲求が台頭して来ます。それは【比較】です。
他人との比較、物やサービスに対する質の追求…などがこうべを垂れて来ます。
「あいつより収入を上げたい」「あいつより良い物を持ちたい」「あいつよりいいサービスを受けたい」etc
すると結局はラットレースへの参加、競争になってしまい幸福度が下がってしまう…と言うメカニズムです。
世界を征服するまで止まらない
生活に必要な物を手に入れていく過程はとても幸せを感じやすいんだけど、ある程度以上の収入になるとそれが無くなってしまう。そして「あの人の方が良い車乗ってる」「あいつの方が良い時計付けてる」「あいつの方が良い暮らししてる」「あいつの方が…あいつの方が…」ってキリが無くなっちゃうんですよ。
「世界一良いクルマに乗って、世界一良い時計を付けて、世界一良い暮らしをして、世界一の収入と世界一の資産と…」ってなるまで続く訳ですから。
それっていつ満たされるの?いつ幸せになれるの?ってこと。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
たくさん稼いでも幸せをキープする為には
1000万円を超えてしまった場合の対処法
大体年収1000万円を超えた辺りから多くの人が「自分の人生ってどうかな~」「他人よりいい人生なのかな~」ってことを考え始めるんですよ。「あの人よりいい人生なのか…いやもっといい人生を送ってる人がいるんじゃないか?もっとお金持ってる人いるし…」ってことに目が向いてきちゃう。
だから不幸になっちゃうんですね。
じゃあ年収1000万円を超えた人はどうすればいいのか?
それは「お金の使い方」を意識することです。
先ほど言ったような「何かとの比較」や「キリのない追及」ではなく、「人と違う生き方が出来て幸せ」とか「自由な時間が増えて嬉しいな」のようにお金じゃない事に幸せを感じるようにするのがポイント。
「足るを知る」ってヤツですね。
本当に必要な物と自由があればそれでいい
自分にとって本当に必要な物は何か。ちなみに私は高級車も高級時計も興味ありません。
自動車なんて「移動する」と言う目的が果たされれば何でもいいし、スマホで時間は分かるので時計も必要ない。
時間を知るためだけに持ち物を1つ増やすなんて効率が悪いって考えるんです。
そんなことより「好きな時に好きな場所でFXをし、後は適当に寝て食べて…と言う自由気ままな人生」って言うのが「意味のある人生」ってことに気付いたんですよ。私の場合ですけど。
私は「自由を感じているとき最も生きている意味」を感じるんです。
他のお金持ちがどんな暮らしをしているか知りませんし興味もありません。
だから比較も生まれない。だから私は幸せなんだと思います。
結論
だから幸せになりたいんだったら他人との比較は止めて年収800万円稼ぎましょうと。人生の意味を目指すなら1000万円。
それ以上の満足度が欲しいならお金の使い方を考え、出来ればお金以外の部分に人生の意味を見出すようにすると良いですよ。
って言うのが今回の研究結果でした。
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