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渡良瀬遊水地ひとり旅
の続き。
これは2023年7月3日の旅です
11:30am
いきなり上空から失礼します。車は板倉中央公園の駐車場↓に停めました。方角は上が東です。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_113020.jpg)
その駐車場から歩いてすぐのところに雷電神社(画面中央)があります。かつてこの神社周辺は広大な沼でした。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_112932.jpg)
昭和の干拓により現在では水田になっています。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_112920.jpg)
遠くに見える太い川は利根川で、その上を東北自動車道が通っています。川の手前の四角い建物は谷田川排水機場…見えないか(^^ゞ
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_112904.jpg)
板倉中央公園です。遊具あります。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_123141.jpg)
それではお邪魔致します。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_123000.jpg)
2022年9月7日に夏泊半島(青森県東津軽郡平内町福館雷電岸55)の雷電宮へ行ったのですが、そこの総本社がこの上州板倉・総本宮雷電神社かと思っていましたが別物でした。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_122905.jpg)
雷電宮の主催神は賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)で、その総本社は京都市北区上賀茂本山にある賀茂別雷神社(かもわけいかづち)、通称上賀茂神社(かみがも)。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_120307.jpg)
一方、雷電神社は関東地方を中心に全国に散らばっておりますが、必ずしもここ板倉の総本社から勧請された神様を祀っている訳では無いようです。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_120140.jpg)
御由緒は推古天皇6年(598)、聖徳太子が天神の声を聞いて伊奈良の沼に浮かぶ小島に祠を設け天神をお祀りしたのが最初…と言われています。
![](/wp-content/uploads/gunma/inaranonuma.jpg)
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115145.jpg)
その祠がどんどん立派になって雷電神社になったと。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115446.jpg)
ここでは板倉沼と書かれていますが、確かに神社が沼に囲まれています。
![](/wp-content/uploads/gunma/g_inaranonuma091.jpg)
伊奈良の沼は万葉集にも登場する古い呼び名で、現在は雷電沼と呼ばれているようです…
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115515.jpg)
が、昭和にこの沼を干拓したため雷電神社を囲うような沼はもう存在しません。西側の板倉中央公園に、かろうじて残っているだけ。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115717.jpg)
御祭神は火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)、大雷大神(おおいかづちのおおかみ)、別雷大神(わけいかづちのおおかみ)。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115408.jpg)
左から稲荷社、金刀比羅神社、天満宮です。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_114829.jpg)
拝殿を後ろに回り込んで本殿を撮影。典型的な切妻屋根。鰹木が5本で奇数なので男神ですね。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_114741.jpg)
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_114842.jpg)
柵の隙間から本殿の下部を撮影。複雑でカラフルな意匠。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_114920.jpg)
にゃんだ?
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115005.jpg)
老猫だ。夏バテ中のようなのでちょっかい出すのやめました。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115014.jpg)
奥宮です。手前の石碑には御大禮記念(ごたいれいきねん)と彫られています。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_114608.jpg)
大正15年、大正天皇が崩御され昭和天皇が即位すると全国で天皇陛下即位を御祝いする式典が開かれ、それを記念して各地に建てられたのが御大禮記念碑です。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_114533.jpg)
足腰の御守護をする東の神馬(しんめ)。西には目の御守護をする神馬があるようですが撮影漏れしました。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_114643.jpg)
明治卅七八年戦役紀年碑 希典書
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_114706.jpg)
本殿を奥宮側から撮影
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_114725.jpg)
ギャー!ハチの巣だ!!
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_114949.jpg)
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_114949a.jpg)
森の中は蚊が凄そうなのでスキップしました(^^ゞ
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115041.jpg)
拝殿を斜めから。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115104.jpg)
鳥居、参道を内側から。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115120.jpg)
ご神木ですかね。写ってませんが「なまずさん」と呼ばれています。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115130.jpg)
ん~これは?
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115332.jpg)
足が短いな…品種改良された犬かな?
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115332a.jpg)
監視カメラ付き
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115554.jpg)
そう言えば奥宮の意匠には色が塗られてませんね。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115800.jpg)
本殿を支える龍
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115836.jpg)
鯛や蛸を頭に乗せながら媚びを売る人達と偉そうに上から目線でそれを見下す人達。人類の歴史は格差の歴史ですね。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115914.jpg)
どうして人は他人より偉そうにしたがるんだろう。他の人より優遇されたい、尊敬されたい、畏れられたい…承認欲求の塊。
その心理をうまく利用して儲けようと生れたのがゴールド・ブラックカードとかブランド品、高級車などのビジネス。大したお金持ちでもないのに、まんまと引っ掛かってる人いますよねw
承認欲求の強い人はいいカモです。
左側の絵の人達もみんな海産物を頭に乗せてます。ひとりだけ龍を乗せてますが。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_115940.jpg)
鬼
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_120049.jpg)
拝殿の軒下と鈴
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_120102.jpg)
拝殿
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_120208.jpg)
紋章は左三つ巴(三頭右巴)と三つ葉葵。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_120208a.jpg)
左三つ巴は雷様の太鼓でお馴染みですよね。
![](/wp-content/uploads/gunma/kaminarisama.png)
この巴紋は縄文遺跡にも見られる文様で雷鳴を表しており(諸説あり)、歴史上最初に登場する家紋なんだそうです。
![](/wp-content/uploads/gunma/左三つ巴-黒.png)
もう一方の葵紋は徳川の家紋として知られているかと思いますが、元々は京都の賀茂別雷神社、賀茂御祖神社(かもみおや:通称下鴨神社(しもがも))の神紋でありました。ですが江戸時代この葵紋の使用が制限されることになります。
![](/wp-content/uploads/gunma/三つ葉葵-黒.png)
更に家康が天皇家からの菊紋や桐紋の下賜(かし:くださること)を断り葵紋を使用し続けたことが、この紋の格をより一層上げることとなりました。
よっぽどこの家紋が気に入ったんですね。
それよりも気になったのが、元々は京都の賀茂別雷神社、賀茂御祖神社の神紋であったこと。それがここ雷電神社に…これは偶然でしょうか?
雷電神社の公式サイトには…
江戸時代の延宝2年(1674)、上州館林城主徳川綱吉公が社殿を再建。それ以来、左三つ巴の紋章に併せ徳川家の三ツ葉葵の紋章を使うように。6年後の延宝8年、綱吉公は第五代将軍に。
とだけ書かれています。ってことなので、ここが雷電神社だから同じ雷系の神社でかつて使用されていた葵紋を追加した…ってことではないようです。つまり偶然。ただ、綱吉が「徳川の家紋が雷由来だから」ということを少しでも意識して雷電神社を再建したのだとしたら偶然ではないことになります。情報求ムw
小林屋さんでランチしたいと思います。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_120246.jpg)
どれにしようかな?
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_120633.jpg)
と言いつつ、店に入る前に決めて、入ると同時に注文しました。
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_120647.jpg)
うわ~テレビだ。何年ぶりだろう…意識高い系左翼リベラル共産主義者による洗脳プロパガンダ番組やってました。相変わらずだなぁ~…と思いながら観てましたw
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_121017.jpg)
こんな番組を毎日見てたら誰でも洗脳されますわな。
なまず天ぷら定食
![](/wp-content/uploads/gunma/20230703_121054.jpg)
サクサクしてて美味しかったです。臭みもありません。
次の旅へ行く
日本七社~冠稲荷神社ひとり旅
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