2025年1月のお知らせ
『雇用統計でも機能する超強力なゾーン!通貨の強弱、トレンドの出易さ、レンジの成り易さを知る方法』を配信しましたのでご確認お願いします。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
RSI(Relative Strength Index)とは
RSIの概要を図解
- a = 値上がり幅の合計
- b = 値下がり幅の合計 a / (a + b) に100を掛けて単位をパーセントにしたものがRSIです。
図にするとこうなります。
- a + bが楕円の大きさ。
- aが赤い部分。 楕円の大きさは値幅の合計なのでボラティリティとも言える。
「値上がり幅」と言ってるのは、例えばローソク足なら陽線の実体部分のことと同じよ。
パラメータを14と設定した場合、過去14本の中の陽線だけを合計したものがaになると言うことね。
なんだ。たったそれだけのことか。意外とシンプルだな。
RSIの目的と計算方法を図解
14本掛けて上昇してきた値幅の合計はボラティリティに対しどれぐらいの割合なのか?を数値で見える化するのが目的。
例えばある期間でレートが100pips上昇したとします。
Case 1
期間内の陽線合計が400pips、陰線合計が300pipsだとすると400/(400+300)=57%・・・(a)
Case 2
その期間内の陽線合計が110pips、陰線合計が10pipsだとすると110/(110+10)=92%・・・(b)
(a)のように、陽線と同じぐらい陰線が存在しているとRSIの値は小さくなります。
陽線の割合が薄いってことだな。
(b)のように、陽線の割合が一方的な場合は値も大きくなります。
RSIで知りたいのは通貨間のパワーバランス
同じ100pipsの上昇でも陽線と陰線の組み合わせによって相場の過熱度や強さって異なりますよね。
何度も売りとの攻防をしてようやく100pips上昇したのか、何の攻防も無く一直線に上昇したのか…
その過熱度を数値化したのがみんな大好きRSIってこと。
「売りと買い、どちらにどれぐらい偏っていたのか?」を知ろうとして編み出された手法ってことね。
インジケータの名前もそうなってます。
-
RSI (Relative Strength Index)
- Relative:直近のボラ(a+b)から値上がり幅(a)を相対的に(割り算)見て
- Strength:その強さを表す
- Index:指標
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RSIのパラメーターが14である理由
RSIのパラメーターは月の周期で決まる
で、どう言うワケかこれが70を超えると買われ過ぎ。30を割り込むと売られ過ぎになるんだって。
どうして60とか80じゃないのかは知らないわ。
また、このインジケータのパラメータは開発者によって14日と決まっています。
そうなのか?固定ならパラメータって言わないな。
月の周期を始め様々なことが4weeks(28日)周期で起こっていると信じていたため、その半分の14を採用したらしいわ。
RSIは日足専用のインジケーター
と言うことは、このインジケータも一目均衡表と同じで日足専用なのね。
そうです。なので、これをデイトレードやスキャルピングで使用しても無意味です。
1分足チャートにRSI乗せても14分間の出来事しか反映されないもんな。
ワイルダーは「28分毎に何かが起こっている(゚Д゚)!」なんて一言も言ってないしね。
あ、ちなみにこの指標はレンジ相場の時、このような条件が揃ったら逆張りするってのが一般的(らしいよ)。
一般的って時点で使えなさそうな臭いがプンプンするわ。
RSIで買われ過ぎになっているところを確認してみよう
丸を付けたところが70を超えた所で、ここがいわゆる【買われ過ぎ】ってとこ。
確かに機能しているところもあるが…ちょっと押しただけでまた買われてるとこがほとんどだぞ?
これじゃあ利は伸ばせないし、ショートしても建値撤退が関の山ね。
RSIなんか見なくても、ある程度上昇したらそろそろ落ちてくるかもな~って思うわよね。
RSIを表示させると、ローソク足と矛盾したりして判断に迷いが生じそうね…
レンジの中でRSIが買われ過ぎになったら逆張りショート!
ちなみにチャートの左側はこんな感じ。レンジを下抜けて戻って来ている最中。
上位足はどう見ても上昇トレンドじゃないわね。
週足でも見てみましょう。
はい、週足。三角持ち合いの中でボラ縮小中。前提条件である「レンジ」は満たしてる。
逆張りをするなら持って来いの相場環境ね。
レンジの中で買われ過ぎとか言ったら…
逆張りショートせな!はよ!
ここで売らなくていつ売るの!?今でしょ!
わっ!とうしろさんもいらっしゃったんですね。びっくりした。
最初のチャートに戻ります。【買われ過ぎ】ってことは今まで上昇してきたってことなんだから、そりゃ直近では上昇トレンドに決まってるよね。
オシレータの使命はその終焉を捉えること。変化の予兆をいち早く捉えるのが目的。
そうじゃなければオシレータなんて表示させる必要ないものね。
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RSIの開発者、ワイルダー氏が言ったこと
RSIが70を超えるとナゼ買われ過ぎになるのか?
ちょっと待ってくれよ。そもそも買われ過ぎってなんだ?誰がそんなこと言ったんだ?
開発者のワイルダーさんが…
あ、ドル円は買われ過ぎですけど。
って言ったのでは?
マジか(゚Д゚)!?
冗談です。もしかしたら私たちが勝手に…
70以上で買われ過ぎ!
って解釈してるだけなのかも知れませんね。
RSIを発明したのはパラボリックSARやDMIの開発者と同じ
お~!今日のとうしろさんは一味違いますね!
どうやらそうらしいわ。ワイルダーはパラボリックSARやDMIのようにただインジケータを開発しただけ。
70を超えたら買われ過ぎ!ショートすべし!
なんて一言も言ってないってことね。
なんだかいつものパターンね(^^ゞ インジケータあるあるになってる。
誰かが説明のため便宜上「買われ過ぎ」って言葉を使ったのが独り歩きして素人の方々に誤解を与え続け現在に至ると。
え!?買われ過ぎ!?じゃあ売らなきゃ!
まぁ、素人ならそうなるわな。
まけ太が先輩風吹かしてる…
RSI(インジケーター)の目的は値動きの抽象化
インジケータってのはチャートを抽象化するのが目的なので、それ以上の意味を持たせてはダメです。
生のレートに勝るモノは無いわ。
生のレートだけだとノイズが多かったり、ぱっと見ではどちらが優位なのか分かりづらいからそれを補完するため表示させるのよね。
そうです。生のデータ、例えばローソク足だけでそれらが判断出来るようになれば無用の長物なのです。
上昇に対して陽線と陰線の比率はどれぐらいかな~…
そんなのローソク足みれば分かるわ。
そうなんですが、人間の目だと画面サイズや縦横比、その日の調子によって見え方が変わったりするから、それを客観的に見るために…
なるほど。そう言う理由なら分からなくもないわね。でも殆どのトレーダーは違うんじゃないかしら?
抽象化されたデータは抽象的なことしか教えてくれない
生のデータをロクに見ず…
80%超えたからショート!
みたいにインジケータだけでトレードしてる人が殆どだわ。
ボリンジャーバンドの…
2σタッチ(・∀・)!
もそう。2σにタッチしたことに意味なんかない。
ボリンジャーバンドをここまで理解して使ってる人いないでしょ?
たまたまその設定ではそうなったってだけね。
本来チャートを補完するための物なのに、気が付いたらそっちがメインになってしまうのね。
ひとつのことに集中すると視野が狭くなるからね。
要するにRSIも思ったほど使えないってことか。
専業トレーダーともなれば、ローソク足を見ただけで全てのインジケーターがイメージ出来る
インジケータに頼らなければそう言うのが見えないって事は、「まだまだ未熟」ってこと。
小娘が…
そう言う人に共通して言えるのは、チャートを見る時間が圧倒的に足りない。
インジケータばかり見てるからチャートを見る目が養われないのね。
「買われ過ぎ」とか「売られ過ぎ」のように、【~過ぎる】って言うのは間違っていることが多い。
【美人過ぎるなんとか】って言うヤツが美人だった試しがないもんな。【カリスマ】ってのも安っぽい。
最初にこの言葉を使われた「八戸の美人すぎる市議【藤川優里さん】」は美人だったわ。
そうね。あの人は確かに美人過ぎたわ…
しかし、それ以降に出てきたヤツで美人だった試しが無い(゚Д゚)!
そのお陰で、「~過ぎる」って言葉を使う人を誰も信用しなくなった。
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