【お花見】陸奥國一之宮・鹽竈神社ひとり旅



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【お花見】陸奥総社宮ひとり旅

の続き。

これは2024年4月11日の旅です

鹽竈神社は前回の陸奥総社宮から2.0km(徒歩26分)。

水道用地で重要な??施設が埋設されている(宮城県塩竈市西玉川町11)と書かれている狭い通路を通ります。


9:57am
東北鎮護鹽竈神社
表参道の入り口です。


重要文化財・花崗岩の石鳥居と長い階段が迎えてくれます。


十六菊


神額は「陸奥國一宮」となっており、公式サイトにある「之」がありません。

注連縄がS字フックで吊るされています


裏側
こうやって神額や注連縄を取り付けているのか~


柱には寛文三年(1663)って随分クッキリ彫られていますが…本当かなぁ?


文字は彫り直したものだとして、花崗岩ってこんな長持ちするものなの?


さて、気合い入れますか!


機材が重くてキツイ…


階段の中腹から。なんか変な色に現像しちゃった。


鹽竈神社の創建年代は不明ですが、弘仁式(こうにんしき)に「鹽竈神を祭る料壱萬束」との記述があり、現時点ではこれが初見とされています。

弘仁式とは三代格式(弘仁格式、貞観格式、延喜格式)の一つ。それでは格式(きゃくしき)とは?

律令制は律(刑法)、令(行政法・民法)、格(補足)、式(詳細)で運用されていた…と言えば分かりますね。そう、今で言う六法全書みたいなものです。

写真は延喜式の巻物


弘仁、貞観、延喜とは日本の元号そのままで、つまり編纂された年代を指すと。纏めますと…
  • 弘仁格:701~819
  • 弘仁式:701~819
  • 貞観格:820~868、869完成
  • 貞観式:871完成
  • 延喜格:869~907、908施行
  • 延喜式:905~927完成、967施行
イメージ湧きましたか?鹽竈神社が最初に登場するのはこの中の弘仁式ですから少なくとも平安時代(794~12世紀末)以前には存在していたことになります。

公式サイトでは「その起源は奈良時代以前」と説明されています。

神社好きにはお馴染みの延喜式神名帳は全50巻ある延喜式の中の巻9、巻10のことを指します。

「鹽竈神を祭る料壱萬束」の意味ですが鹽竈神…これはいいですよね。ここで祀っている神様のことです。

祭る料…これは地方公共団体(陸奥国)からの補助金ですね。壱萬束の束(そく/つか)は穎稲(えいとう:稲穂付きの稲)を基準とした容積単位。要は貨幣単位の一つですね。

当時、陸奥国に充てられていた地方税が六十萬三千束だったらしいので、つまり鹽竈神社の祭祀料だけで地方税の1.66%(10,000/603,000)を使っていたと。

それだけの神社だったのに、その後に編纂された延喜式神名帳に載っていない…

当社よりも補助金額の小さな伊豆国三島社(二千束)、出羽国月山大物忌社(がっさんおおものいみしゃ:二千束)、淡路国大和大国魂社(おおくにたましゃ:八百束)が式内社になっているのに…納得いかねー!

のような感じの愚痴が公式サイトに書かれています。

随身門が見えて参りました。桜が見事です。


頑張って登りました。


修学旅行かな?



桜と随身門
この随身門は二階建てで屋根が一重なので楼門(ろうもん)ですね。


ここはインバウンドより日本人の方が多いです。もちろんインバウンドもいます。


随身門の中には、もちろん櫛石さんと豊石さんがいます。


明るい!!インバウンドっていつも出入口など通行の邪魔になるところで群れてペチャクチャしてるから、遠くからでもすぐ分かる。混雑の原因を作っている。


御神木杉


末社四社(左から稲荷神社・住吉神社・八幡神社・神明社)


御衣黄(ギョイコウ)と八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)


祈祷者控所


伊達騒動を乗り越え、仙台藩を発展させたとされる仙台藩主伊達綱村公顕彰の碑。


舞殿


祭務所



撫で牛


咲いてる咲いてる


唐門の神額
一宮鹽竈三社大明神


拝殿前です。


園児も参拝に来ていますw
向かって左が右宮で経津主神(ふつぬし:香取)を、右は左宮で武甕槌神(たけみかづち:鹿島)を祀っています。




別宮には主祭神である塩土老翁神(しおつちおじ)が祀られています。別宮の別には『特別』という意味が込められています。


賽銭箱や垂木(たるき)の化粧板(正方形の金色の部分)などにある紋は表参道入口の灯籠と同じ十六菊になっています。


屋根からぶら下がっている行燈には神紋である塩竈桜が使われています。




インバウンドよりお行儀のよい学生がワイワイしてる方が癒されます。青春だな~


銅鉄合製燈籠(文化燈籠)
なんかお寺っぽい。神仏習合か?


樹齢500年の多羅葉(たらよう)


和泉三右衛門が1792年に作った県内最古の日時計。考案したのは林子平(はやししへい:1738~1793経世論家)。


文治の燈籠


なんか巨大な木があります。


祈祷者控所です。自販機があり休憩することが出来ます。


神紋(塩竈桜)を発見!


祈祷者向けのお手水がありますが、コロナウイルス感染予防のため手を洗わないでください…となっています。神社にあるお手水は、元々感染症対策のため普及したんですけどね…なんだかな~…


川崎鳶頭中


昔使われていたのであろう扁額が、へんなゆるキャラと一緒に保管されています。


左右宮拝殿の更に奥へ…廻廊が見えます。その向こう側に辛うじて屋根だけ見えているのが本殿ですね。


学生とインバウンドが入れ替わりました。


東神門の階段


ここの桜も見事


手水舎ですが、ここも蓋がされていて手を洗えないようになっています。もしかして感染症を広めたいんですかね?ディープステート?


東神門



皇族下乗(げじょう)
真上にあるのは河津桜。既に葉桜になっています。



ポンプ室


こっちは表参道と繋がっています。


すぐ隣に志波彦神社があります。



ふ~…沢山撮影したな…



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【お花見】志波彦神社ひとり旅



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