2024年11月のお知らせ
『同じチャートパターンでも優位性の強度が全く違う!強さの測定方法と考え方/ちゃんと理解してますか?意外と奥が深いダウ理論とトレンド転換』を配信しましたのでご確認お願いします。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
Contents
どんな手法でも期待値プラスに昇華させるテクニック
全ての手法に共通したお話
このサイトでは、一貫してトレード手法は何でもいいと言っています。どう言うことなのか超詳しく解説していきます。
しばらくは難しい話になるかもしれないけど、全ての手法に共通した大事なお話なのでお付き合いください。
この記事を読むだけで、今後無駄な時間を使わなくて済むようになるわ。
移動平均線1本でも期待値プラスの手法に化ける
ローソク足の次に有名なインジケータであるMA(移動平均線)はもちろん知ってるわよね?
実はこれ1本でも、ビジネスの基本であるPDCAサイクルを回していけば勝てる手法になります。
その前に!条件があります。それは自分がビジネスをやっているんだと言うマインドセットが既に構築されていること。
趣味でもギャンブルでもないって事ね。FXはおカネを稼ぐことが目的なので。
う~ん…耳が痛いな。
PDCAとは(念のため)
知らない人はいないと思うけどPDCAってこのことだから。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
Plan(計画)
MAを使ってどのようなルールでトレードするのかを決めるフェーズです。
ここで言及する手法は飽く迄も「例」よ。これらは全て各トレーダーが自分自身と相談して決めなければならないわ。
通貨ペア
どの通貨ペアでトレードするのかを決めます。
- ユーロドル
時間足
どの時間足をメインに使うのかを決めます。
- 1時間足
パラメータ
MAのパラメータはいくつにするのかを決めます。
- 24(本)
トリガー
レートとMAがどのような関係になったらエントリーするのか。
- MAを下から上へローソク足の実体で抜けたらロング
- MAを上から下へローソク足の実体で抜けたらショート
ストップ&リミット
出口(損切りや利益確定)はどうやって決めるのか。
- (案A)直近高値・安値のようにチャートで決める
- (案B)固定pipsにする
- (案C)1回あたりのリスクからその都度逆算して決める
- (案D)その他
撤退条件
ストップとリミット以外に撤退する条件はあるのか。
- 米国の指標発表30分前に全てのポジションをクローズ
- ロンドンフィックス30分前に全てのポジションをクローズ
時間帯
トレードする時間帯は限定させるのか。
- 新規エントリーは欧州時間だけにする
フィルター
エントリーを見送る条件はあるのか。
- アジア・東京時間に80pips以上のボラティリティ(値幅)が発生した日はトレードしない
- R倍数(リスクリワード)が2以上を期待できない場所ではトレードしない
計画のフェーズはざっくり言うとこんな感じ
実際にはもっと細かい部分を詰めていかなければならないんだけど。
長くね?
ビジネスだから…
『Do』には色々ある
ここからは、決めたルールに従ってトレードするフェーズに入ります。
やり方がいくつかあるのでそれぞれ紹介&解説していこう。
やり方は組み合わせても問題ありません。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
Do(実行) バックテスト(過去検証)
過去検証で期待値プラスにならないとお話にならない
受験で言うと、過去問を解くイメージね。
さっき決めたルールを過去のチャートで試してみるんだな?
そう。時間を早送りしてトレード出来るからリアルで経験積むより効率が良い。
過去検証は以下のアプリケーションを使うのが最もポピュラーです。
- FT3(ForexTester3)
- MT4(MetaTrader4)
過剰最適化に注意!
でも所詮は過去のデータなので、リアル(未来)でも同じ結果が得られると言う保証はどこにもないわ。
しかもやり過ぎるとカーブフィッティングになる可能性があるから客観性を保つ工夫が必要よ。
証券会社の提供する数字の羅列から自分自身でチャートを手書きしてテストしていた時代のことを考えるとかなり恵まれた環境になりました。
その恵まれた環境のお陰でカーブフィッティングを生み出し易くなった…皮肉ね。
※カーブフィッティングとは
過去のデータで儲かるよう手法やパラメータを調整し過ぎたため、実際には使い物にならないこと。
調整(フィッティング)し過ぎ(カーブ)るのでこう呼ぶ。
調整(フィッティング)し過ぎ(カーブ)るのでこう呼ぶ。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
Do(実行) デモトレード
デモ(demo)はデモンストレーション(demonstration)の略です。
お金を使わずリアルタイム検証
受験で言うと模擬試験を受けるイメージね。
証券会社にはリアル口座の他にデモ口座と言うのが用意されていることが多いです。
顧客にその証券会社での取引に慣れて貰うため用意された、いわば練習用の口座だね。
新しい手法を開発・検証するためデモ口座を利用するトレーダーは多いみたいよ。
過去検証との大きな違い
検証するならバックテストの方がサクサク出来るんじゃないのか?デモでやる意味がよく分からん。
サクサク出来ないからいいのよ。バックテストではボタンを押せばどんどん時間が進んで行くからチャンスを待つと言う訓練にはならないわ。
ほぅ。ひとみもトレーダーは待つのが仕事よとか言っちゃうのか?
トレーダーは待つのが仕事よ。何度でも言うわ。
ビジネスで成功できない人に共通するのは待てないことだからね。
ほほぅ…
日常生活もトレード結果に影響する
目先の小さな利益に飛びついてばかりいるから大きなチャンスを逃す。節操がないのよ。
確かに。いつもセカセカしてるヤツ、いるよな。
日常の些細な行動を見ているだけでその人に成功する資質があるかどうか分かるわ。
あの~、私には資質がありますでしょうか?
…………………
で、デモ口座ではどんなに負けても損しないので取引きに慣れるまで有効活用しましょう!
デモ口座では損をしないのでメンタルは鍛えられない(かも)
でも、デモでは勝つことが出来るのにリアルになると急に勝てなくなると言うトレーダーは多いのでそこは意識しないとね。
でもでも??
同じ手法を使っていても結果が変わってしまうことがあると言うこと?
さっきひとみが言ってた待つことと関係あるのか?
うん。それもあるけどリアルになるとチャートの見え方が変わっちゃうんだ。
連勝して調子に乗ると負ける気がしなくなるので精度が甘くなったり…
私のことかな?
別に…
リベンジトレードで返り討ち
逆に連敗すると怖くて入れなくなったりしてな。そう言うときに限って…
入ってれば儲かってたのに(゚Д゚)!
ってなるんだなこれが。そこであたまに来て…
さっき逃したチャンスを早く取り返したい。無かったことにしたい(゚Д゚)!
って言う心理になってルール無用の自己都合トレードになっちゃうのよね?まけ太くんも。
その通りだよ(゚Д゚)!
リベンジトレードってヤツだね。もうこうなったらチャンスを待つなんて不可能。
どんどん自己都合でチャンスを捏造していくわ。
過去検証をやっても無意味になる性格
リベンジって…なんか怖いわね。
そんなこんなでリアルトレードの結果がデモやバックテストで得られた結果からどんどん乖離してっちゃうってことなのね。
そう。そうならないための「ルール(計画)」なんだけど、初学者はこれがなかなか守れない。
やってるときは守ってるつもりなんだけどな。
定義や精度は高過ぎても低過ぎてもダメ
ルールの精度や運用方法が曖昧だとそう言うことが起きる。いざと言うときに…
あれ?これってルール通りなのかな?
と迷うようなルールでは意味がない。
かと言って、ガチガチで裁量の入る余地が全くないルールでは相場観が身に付かないしね。
それで勝てるなら自動売買でいいもんね。
FXで完全機械化は可能か?結論から言うと…
デモトレードだと勝てるのにリアルだと負けまくる理由
どうすりゃいいんだ(゚Д゚)!
一度決めたら腹を括って実弾で勝負しなさいってことよ。
人間だって動物。ハングリーになれば感覚が研ぎ澄まされて普段は見えなかったものが見えるようになるわ。
ほ、ほほぅ…
人間は追い詰められないと本気になれないってことよ。おしりに火が付かないと頑張れない人って多いわ。
デモトレードのどんなに負けても実際には損しないって言うのはデメリットでもあるのね…
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
Do(実行) リアルトレード
デモトレードや検証検証ではやらないようなことをやってしまう
受験で言うと本番ね!
バックテストやデモトレードとは緊張感が違うわ。
真剣にやるので最も成長が早い。負けたらおカネを失うが、勝てばおカネが殖える。
リアルにおカネが増減したとき、自分の心にどのような変化が起こり、それがどう行動に影響を与えるのか…
それを知ることが出来るのはリアルトレードだけってことか。
デモでは勝つことが出来るのにリアルになると急に勝てなくなる…
ってことが起きるのはここに原因がある。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
Check(評価)
Do(実行)でやってきた結果を集計します。
- 勝率
- 平均利益/損失
- 期待値
- PF(プロフィットファクター)
- 最大(平均)連勝/連敗数
- 最大(平均)利益/損失
- 最大ドローダウン
などを視覚化します。また、日付や曜日、週単位、月単位の統計を取ることで、使用している手法にアノマリーが存在するかどうかを調べます。
アノマリーってなんだ?
この手法、水曜日は勝ちやすいんだけど月曜日は調子悪いのよね~…
みたいな、いわゆる傾向のことだよ。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
Action(改善)
Check(評価)のフェーズで負けやすい場面、勝ちやすい場面が浮き彫りになりましたね。
それをPlan(計画)にフィードバックするためのフェーズだよ~。
手法ジプシー
つまり、現在のルールに調整を加えるってことだな?
そうです。で、ここで絶対にやってはならないのが…
全然勝てないじゃないかこの手法!
と言ってその手法を完全に捨ててしまうことです。
やっちゃうのよね。初心者は…
手法は正しくリサイクルしましょう
経験値がリセットされる
ちょっとやって勝てないと…
この手法はダメだ。次いこ次。
って、別の手法を探し始めちゃうアレね。
そう。そうするとせっかくPDCAで積み上げてきたものが全て無駄になっちゃうので非常に…
モッタイナイ。
そもそもPDCAサイクル1回目で期待値プラスに持って行こうと言う考えが烏滸がましいのよ。
そんな手法が今すぐ思い付くような才能があれば、FXやる前から億万長者ね。
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法
期待値プラスの実績がある手法でショートカット
他人の手法を使うにしても今回の話は知っておくべき
ちょっと待ってくれ!これ、言っていいのかな…
マータイさんは忙しいからツッコミなしでお願いします。
イヤ、そこじゃなくてよ。手法の作り方聞いててずっと思ってたんだけど…
あんたの言いたいことは分かってるわ。
だろ?こんな面倒なことしなくても、実際稼いでる人から手法を教えて貰えば早いし確実じゃね?
それはそうだけど…一生懸命説明しているのにそんな身も蓋もないこと言わないでよ~。
PDCAをショートカットして時間を節約
いや、だってよ、その手法って既にPDCAサイクルを何度も回してるハズだし、リアルトレードにも耐えられるってことが証明されてるじゃん?
ほほぅ…
そう言うのがあるならせめてヒントだけでも教えて貰えれば早いかな~みたいな。
その通り!
わっ!びっくりさせないでよ!
メンターを探そう 人生を先に行ってるから『先生』という
まけ太くんにしては珍しく的を射た意見だね。
そうね。
スポーツや学問、囲碁や将棋の世界と同様、誰かに教えて貰った方が圧倒的に成長スピードが早いと言うのはトレードの世界も例外じゃない。
独学だと変なクセが付いちゃうからね。1度付いてしまったクセは直すのが難しいし。
だろ?だから答えだけを教えてくれるヤツを探して…
答えを教えて貰うにしても今回の話を知っているのと知らないのとでは天と地ほどの違いがあるわ。
期待値プラスの手法を手に入れても今日から稼げるって訳じゃない
なんでだ?
その人がどう言うプロセスでその手法を編み出したのか?
現在の形が確立するまでにどんなことが行われてきたのか?
これらの背景が全く想像出来ないのにいざと言うときその手法を信じて使いこなせる?ってことよ。
な~る…
特にロットサイズが大きくなってくると、手法を信じられるかどうかがカギになってくるわ。
トレード中に迷いが生じていては勝てるものも勝てないからね。
人は「知らないもの」「見えないもの」「分からないものに恐怖を感じる。でしたよね?
その通りです。今回解説した内容は【基本の基】。これがないとその上にどんな素晴らしい手法を乗せても崩れちゃう。
一流選手に一流の技を教えて貰っても練習しなきゃ身に着かない
なるほど。誰かの手法をパクるにしてもどうやって開発されたのかを知っとけってことだな。
その基本的な共通点が今回の記事ってこと。
で、教えてくれるやつはどうやって探せばいいんだ?
あなたの目の前にいるじゃない。
教えてくれるのか?
教えますよ。私の手法・思考プロセスの全てを。ですが、それを利用するにしても最終的には自分でやるしかありません。
教えて貰えれば今日から稼げる…そんな甘い世界では無いって事ね。
PDCAサイクルをショートカットしたい方はみぐらとりの手法をマネをするだけ
FXで旅費を稼ぎながら全国を旅するトレーダーの手法